軽貨物タイヤの荷重指数のガイド!選び方の最新一覧表

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著者:赤帽 林運送
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「このタイヤ、車検に通ると思っていたのに…」
そんな予想外の不合格に頭を抱えた経験、あなたにもありませんか?

 

とくに軽貨物車を業務で使っている方にとって、タイヤ選びは走行性能や安全性だけでなく、車検基準を満たすかどうかが直接収益に関わる重要な判断ポイントです。ロードインデックスや荷重指数、PR表示、空気圧の基準、さらにはサイズ変更による影響など、ひとつでも見落とすと「再検査」や「再購入」といった余計なコストが発生します。

 

この記事では、積載荷重に応じた適正な耐荷重の見極め方、劣化したホイールやタイヤの見抜き方、そして冬用タイヤやオールシーズンタイヤでも注意すべきロードインデックスの基準まで、軽貨物車ユーザーのために網羅的かつ実践的に解説します。

 

読み進めることで、車検を確実に通すために必要な知識が手に入り、不要な出費やトラブルを避けられるようになります。タイヤをただ交換するのではなく、業務効率と安全性、そしてコスト削減まで見据えた「最適な選び方」を知りたい方は、ぜひ続きをご覧ください。

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軽貨物のタイヤに「荷重指数」が必要不可欠な理由とは

軽貨物車両にとって、タイヤ選びは単なる「サイズ合わせ」ではありません。特に注目すべきなのが「荷重指数(ロードインデックス)」です。これはタイヤ1本が支えられる最大荷重を示す数値で、軽貨物の安全性・運行効率・車検合格に直結します。貨物車は荷物の積載を前提に設計されているため、適切な荷重指数をクリアしていないタイヤを装着していると、車検に通らないどころか、運転中にバーストや事故のリスクすら抱えることになります。

 

軽貨物とは、車両総重量2000キロ未満・最大積載量350キロ以下の貨物車両のことを指します。日本の物流を支える宅配便やルート配送の現場では、軽バン・軽トラックが多数使用されており、その特性上、常に荷物を載せて走行することが前提となっています。この積載状態において、安全かつ安定して走行できるだけのタイヤ耐荷重性能が求められるのです。

 

軽貨物の後軸(後輪)には荷物の大部分がかかるため、軸重の半分以上を支える役割を果たします。この後軸にかかる荷重は、平均で400キロを超えることもあり、それに応じた荷重指数を持つタイヤでなければ構造的に破綻してしまうリスクがあります。

 

また、乗用車用タイヤの中には見た目が似ていても耐荷重性能が低いものがあり、軽貨物に流用することで車検不適合となるケースが相次いでいます。貨物車に必要なプライレーティング(例:6PR、8PRなど)と合わせて、耐荷重性が担保されたタイヤであることを確認することが、安全性と法令遵守の両面で不可欠です。

 

ロードインデックス(LI)は、荷重指数の国際名称であり、世界共通の数値基準です。日本語では「荷重指数」と表記されますが、どちらも意味は同じで、タイヤが対応可能な最大負荷を示しています。数値は1から150まで存在し、例えばLI80なら最大負荷は450キロ程度です。

軽バン・軽トラに装着できるタイヤの「荷重指数」の見極め方

軽貨物車に乗るユーザーの多くが見た目の改善や走行安定性向上のためにタイヤのインチアップを検討します。特に軽バンや軽トラックでは、標準装着されている12インチや13インチから14インチへと変更するケースが増えています。しかしながら、この14インチ化は慎重に判断しなければ、車検時に不合格となる重大なリスクが潜んでいます。その主な理由が、ロードインデックスの不足です。

 

ロードインデックスとは、タイヤ1本が支えることができる最大荷重を示す数値です。14インチタイヤに多い155/65R14などのサイズは、乗用車用として設計されたものが多く、耐荷重性能が商用車向けに比べて低めです。例えば、純正装着の145R12 6PR(ロードインデックス80/78)に対し、155/65R14の多くは73〜75程度しかないものも見受けられます。

 

以下の表で代表的なサイズと耐荷重の違いを比較してみましょう。

 

タイヤサイズ 主な用途 ロードインデックス 最大耐荷重(1本あたり) 車検適合可能性
145R12 6PR 商用軽貨物 80/78 約450kg(LI80) 高い
155/65R14(LI73) 乗用車向け 73 約365kg 低い
155/65R14(LI75) 一部商用対応 75 約387kg やや高い

 

車検では、車両の軸重をもとに1本あたりに求められる最小耐荷重を計算し、それを下回っていないかを確認します。たとえば、車両の後軸重が800kgなら、後輪2本で400kgずつ支える必要があり、それに対応するロードインデックスは少なくともLI76以上が必要になります。よって、LI73やLI74のタイヤを装着していると、書類審査は通っても実際の検査で落とされるリスクがあるのです。

 

ホイールの変更を伴うインチアップでは、扁平率の変化によってタイヤのサイドウォール強度が変わるため、乗り心地や走行安定性に影響が出るだけでなく、荷重性能が見落とされやすくなります。特にアルミホイールとの組み合わせは、軽量化を狙う一方で、空気圧管理を怠るとタイヤにかかる負担が増し、リスクが倍増します。

 

結論として、14インチ化を行う際には、サイズが合えば良いという判断では不十分であり、ロードインデックスの確認と車両の実際の軸重をもとに慎重に選定を行う必要があります。安全かつ確実に車検を通すためにも、カスタムショップや整備士に相談し、装着タイヤが軽貨物登録車両に適合しているかを明確にしておくことが求められます。

 

軽バンや軽トラに装着されている純正タイヤは、その車両の構造や使用用途に基づいて最適なロードインデックスを持つよう設計されています。例えば、スズキのエブリイやダイハツのハイゼットに標準装着されている145R12 6PRタイヤは、ロードインデックスが80/78と高く、積載を前提とした耐荷重設計になっています。

 

一方、カスタム性を求めて代替タイヤに変更する場合、よく候補に挙がるのが155/65R14や165/55R14などの乗用車向けタイヤです。これらは扁平率が低く、見た目が引き締まるため人気ですが、ロードインデックスが低く設定されていることが多く、特に車検の観点から注意が必要です。

 

具体的に、純正と代替タイヤのロードインデックスと耐荷重性能を比較したものが以下の表です。

 

タイヤ種類 サイズ ロードインデックス 最大負荷能力(kg) 特徴
純正タイヤ 145R12 6PR 80/78 450/425 商用設計、高耐荷重、車検適合性高
代替タイヤ(例1) 155/65R14 75 387 見た目良好、耐荷重不足で注意
代替タイヤ(例2) 165/55R14 72 355 車検NGの可能性、後軸には不向き

 

タイヤの耐荷重性能は、単にサイズではなく、構造と設計思想にもよる部分が大きく、たとえインチ数が同じでも、耐荷重能力には大きな差があります。特に後輪駆動の軽トラや荷物を多く積む軽バンでは、後軸の負荷が大きいため、前後で異なる負荷能力を持つタイヤを装着する際には、後輪側に高いLIのものを選ぶ必要があります。

 

JATMA(日本自動車タイヤ協会)の資料でも、商用車に求められる耐荷重性能は乗用車より高く設定されており、6PR以上の設定が一般的です。これを4PRや乗用グレードのタイヤに置き換えた場合、運行時の安定性が損なわれるだけでなく、過積載によってバーストのリスクが飛躍的に高まります。

 

そのため、タイヤ交換の際には「見た目」「価格」だけでなく、車検の適合性・荷重性能・空気圧設定などを総合的に判断し、万全の状態で運行できる選択が必要です。特に業務利用している方は、安全性が業務効率や対外信頼性にも直結することを意識すべきです。

 

結論として、軽バンにおけるLI75〜80の範囲は、使用環境によってはギリギリである場合もあります。積載量が多い、運行距離が長い、空気圧管理が不十分といったリスク要因があるユーザーは、あらかじめ高めのLIを確保することで、車検対応だけでなく、安全な運行を実現することが可能になります。タイヤ選びは見た目や価格だけではなく、運用実態に合った選定が最も重要です。

装着可能なロードインデックス一覧表

軽トラックに155/65R14サイズのタイヤを装着する際、ロードインデックス(LI)の適合性が重要です。以下は、主要タイヤメーカーの同サイズ製品のLI一覧と、空気圧・使用状況別の車検適合例です。

 

メーカー 製品名 LI 最大負荷能力(kg) 空気圧(kPa) 車検適合性
ブリヂストン ニューノ 75 387 240 適合可能
トーヨー オープンカントリー R/T 75 387 240 適合可能
ヨコハマ S306 75 387 240 適合可能

 

※最大負荷能力は、JATMA規格に基づく数値です。

 

軽トラックの車検適合性を判断する際、各車輪にかかる荷重を考慮する必要があります。例えば、ダイハツ・ハイゼットトラック(S500P)の場合、前軸重が650kg、後軸重が580kgとされています。これを各車輪で割ると、前輪1本あたり325kg、後輪1本あたり290kgの負荷能力が必要です。LI75のタイヤは387kgの負荷能力があるため、車検に適合します。

 

ホンダN-VANは、商用利用を想定した軽バンであり、荷室積載量や軸重によって必要なロードインデックスが変動します。以下は、N-VANの車体総重量との兼ね合いによる車検通過・非通過の例です。

 

車両状態 前軸重(kg) 後軸重(kg) 必要LI(前輪) 必要LI(後輪) 車検適合性
空車時 500 400 65 62 適合可能
最大積載時 600 550 69 67 適合可能

 

※LIと対応する負荷能力は、JATMA規格に基づく数値です。

 

N-VANに装着するタイヤは、使用状況に応じて適切なLIを選定する必要があります。特に最大積載時には、前輪にLI69(325kg以上)、後輪にLI67(307kg以上)のタイヤが求められます。適合しないタイヤを装着すると、車検に通らない可能性があります。

軽貨物ユーザー別に考える正しいタイヤ選びのアプローチ

軽貨物車両を業務で使用する配送業では、日々の積載量や走行距離が一般的な軽乗用車とは大きく異なります。特に都市間配送や宅配便を担うような業態では、1日あたりの積載重量が100キロを超えるケースも珍しくありません。このような状況で重要になるのが「耐荷重」、つまり荷重指数(ロードインデックス)です。

 

タイヤの荷重指数とは、一定の空気圧下でそのタイヤが支えられる最大の荷重を示す指標です。軽トラや軽バンであっても、貨物登録されている車両では「乗用車タイヤ(乗用規格)」では車検に通らない場合があります。国土交通省の基準によると、貨物車両は前軸・後軸それぞれの「軸重(kg)」に対して、それを支えるだけの荷重能力を備えたタイヤを装着する必要があります。

 

たとえば、1本のタイヤに対して必要なロードインデックス(LI)を以下のように逆算することができます。

 

表:必要なロードインデックスの算出例(前輪・後輪)

 

車両の最大積載量 後輪にかかる軸重 必要なタイヤのLI(1本あたり)
350kg 約500kg/輪 LI 80(450kg以上対応)
500kg 約600kg/輪 LI 84(500kg以上対応)
650kg 約700kg/輪 LI 88(560kg以上対応)

 

上記のように、積載量が増えるほど、当然ながら必要とされるロードインデックスも高くなります。これは空気圧を強くすることである程度補完できる場合もありますが、タイヤそのものの構造強度がそれに耐えられなければ意味がありません。

まとめ

軽貨物車に装着するタイヤを選ぶ際、見落とされがちなのが「荷重指数(ロードインデックス)」の重要性です。見た目やサイズが適合していても、LIが不足しているだけで車検に通らないケースは少なくありません。特に155/65R14などの汎用サイズでは、メーカーごとにLIの数値が異なり、軽トラや軽バンの積載要件を満たせないタイヤも存在します。

 

配送業務に使う軽貨物では、日常的に高い荷重がかかるため、PR表示や軸重、空気圧とのバランスを考慮した選定が欠かせません。国土交通省が提示する基準値や、JATMAの推奨データに基づく確認が必要です。たとえば、荷重指数75では最大負荷が387kg前後ですが、リア軸に荷重が集中する積載環境では指数78以上を要する場面もあります。

 

また、冬季に使用されるスタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤにおいても、荷重性能が純正と異なる場合があり、知らずに装着して車検不合格となる例も多発しています。特にスタッドレスはゴムが柔らかく、同じ指数でも実効耐荷重が下がる傾向があるため、純正よりも高い指数を選ぶ意識が求められます。

 

安全で効率的な運用を行うためにも、数値で確かめ、根拠ある判断を積み重ねることが、軽貨物タイヤ選びにおいて最も重要です。適切な情報をもとに、愛車に最適な一組を選んでください。

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よくある質問

Q.軽トラックで荷重指数を78にする必要があるのはなぜですか?

A.軽トラックでは、後輪に大きな負荷がかかるため、特に最大積載時には片側のタイヤに400kg以上の負荷がかかるケースがあります。たとえばLI75では単輪あたり387kg程度が限界ですが、LI78であれば425kg程度まで対応可能です。道路交通法と車検基準では、軸重に基づく耐荷重能力の確保が必須とされており、荷物を多く積む業務用途ではLI78以上を推奨する陸運支局もあります。実際の積載量と軸重を元にした早見表で確認し、安心して運用できるタイヤを選ぶことが損失回避にもつながります。

 

Q.冬用スタッドレスタイヤの荷重指数は、夏タイヤより低くても問題ないですか?

A.多くのスタッドレスは同サイズの夏タイヤと比較して構造的に柔らかく、荷重性能が低下する傾向があります。たとえば同じ155/65R14でも、夏タイヤがLI78であるのに対し、スタッドレスではLI75しかない製品も存在します。この場合、空気圧を高めるだけでは車検対応が難しい場合があり、メーカーが明示する耐荷重能力の再確認が必要です。また、冬場は荷物の重量が増える傾向があり、より高いLIを確保する必要性も生じるため、スタッドレス選びでは夏タイヤ以上に慎重な確認が求められます。

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